行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

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行政書士試験の民法の過去問ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
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【記述対策にもなる】民法不法行為「被害者側の過失」について漫画風に解説【行政書士試験H24-問34-ア】

行政書士試験の民法の記述試験において債権の分野は、 過去22問中12回(54%)出題されています。

まずは過去問を読もう(平成24年度 問34 ア)

正誤問題:Aの運転する自動車がAの前方不注意によりBの運転する自動車と衝突して、 Bの自動車の助手席に乗っていたBの妻Cを負傷させ損害を生じさせた。 CがAに対して損害賠償請求をする場合には、原則としてBの過失も考慮される。

被害者側の過失をイラストで漫画風に解説

たかし君『ふぅ、長距離運転は疲れるなぁ。そういえばスマホに連絡が入っていたな、ちょっと見てみるか。』
妻『ちょっと!あんたスピード出しすぎじゃない?』
夫『うるせえ!俺は運転がうまいから大丈夫なんだよ!』
たかし君『!!!???』
夫『しまった!!?』
お互い過失がある中、自動車の衝突事故が発生!
妻『痛た!ちょっと!あんた!大丈夫!?』
夫『--------------』
夫は死亡。同乗していた奥さんにも損害が発生。
たかし君『大丈夫ですか?』
妻『大丈夫なわけないでしょ!損害を賠償してもらうよ!』
さて、民法722条2項は、被害者に過失があれば 裁判所はこれを考慮して損害賠償額を定めることができる、 と規定しています。
上記例でいえば夫にはスピード違反という過失があります。 しかし、奥さんに過失はありません。

奥さん(被害者)の過失と、夫(被害者側)の過失がどう関係するかというのが本事例のテーマになります。

本事例における被害者側の過失とは

被害者側の過失について判例は以下のとおり判示しています。

右被害者の過失には、被害者本人と身分上、生活関係上、一体をなすとみられるような関係にある者の過失、すなわちいわゆる被害者側の過失をも包含するものと解される。
事例に沿った表現すると、

「奥さんの過失(被害者の過失)には、夫の過失(被害者側の過失)も含めて過失相殺を考慮します」ということです。

*右夫婦の婚姻関係が既に破綻にひんしているなど特段の事情はないものとする。

被害者:過失なし
被害者側:過失あり

身分上生活関係上一体をなすので包含!

被害者:過失あり(被害者側の過失)

記述の練習

Aの運転する自動車がAの前方不注意によりBの運転する自動車と衝突して、 Bの自動車の助手席に乗っていたBの妻Cを負傷させ損害を生じさせた。 Bにも過失があった場合、CがAに対して損害賠償請求をするにあたり、 どのような関係にある者の過失を包含するものと解されているか。下記 文章に続けて40文字程度で記述せよ。

被害者の過失には、「    」、すなわちいわゆる被害者側の過失をも包含するものと解される。

来週は任意的過失相殺について解説するよ!

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