行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

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行政書士試験の民法の過去問ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
公務員試験、司法試験、司法書士試験、宅建など

【記述対策にもなる】民法の錯誤について漫画風に解説【行政書士試験H17-問27-ア】

行政書士試験の民法の記述試験において債権の分野は、 過去22問中12回(54%)出題されています。

まずは過去問を読もう(平成17年度 問27 ア)

正誤問題:著名な陶芸家の真作とされた陶器がA→B→Cと順次売却されたが、 後にこれが贋作と判明した場合において、無資力であるBがその意思表示に 要素の錯誤があることを認めているときは、Bみずから当該意思表示の無効を 主張する意思がなくても、Cは、Bに対する売買代金返還請求権を保全するために、 Bの意思表示の錯誤による無効を主張して、BのAに対する売買代金返還請求権を 代位行使することができる。

第三者が錯誤を主張できる場合をイラストで漫画風に解説

人物関係

にゃにゃ!この陶器は!幻の陶芸家「高橋」の作った陶器にゃん!
サインも付いてるにゃん!う~ほしいにゃんね~。
ちょっと店長さん!これ本物にゃんね?
その陶器、間違いなく本物。高橋のだよ。 早くしないと売り切れちゃうよ(本当は斉藤の作った陶器なんだけどな・・・)。
僕が買うにゃん!お小遣いがなくなるけど良いにゃん!
その後、にゃん太君は、たかし君に陶器を転売。転売した後、陶器が偽物であることが発覚!
ふざけるなにゃん太!偽物ってどういうことだ!金返せよ(売買代金返還請求権)!
僕だって偽物だったら買わなかったにゃん!
それに競馬ですってお金無いにゃん(無資力)!
おい、骨董店の店長に本物じゃないんだから金返せって言いに行こうぜ!
それはいいにゃん。
は?
面倒くさいにゃん!
この野郎!

第三者による錯誤無効主張の要件

錯誤による無効主張ができるのは表意者だけであり、第三者は無効主張ができないのが原則です。 その例外にあたるのが本事例のパターンです。

要件1

「たかし君(第三者)」が「にゃん太君(表意者)」に対する債権を保全する必要があること (陶器を買った代金を返せっていう権利を守ること)。

要件2

「にゃん太君(表意者)」が意思表示の瑕疵を認めていること (偽物と知っていたら買わなかったことを認めている)。

※「意思表示に要素の錯誤があることを認めていること」でも良い。

要件3

表意者に重過失がないこと

記述の練習

練習問題:著名な陶芸家の真作とされた陶器がX→Y→Zと順次売却されたが、 後にこれが贋作と判明し、Yが錯誤による無効主張をする意思がない場合、 Zはどのような要件のもとで、Xに対し錯誤による無効主張をすることができるか (Yには重過失は無いものとする)。 40字程度で記述せよ。

また、無効主張をするにあたり、Zはどのような権利を行使することができるか。40字程度で記述せよ。

明日は、また別の論点に関して解説するよ!

【記述対策にもなる】民法の錯誤について漫画風に解説はこちらをクリック【行政書士試験H25-問27-ア】

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