行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

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TOP /  民法 / イラスト講座 / 代理 更新日2017年7月
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行政書士試験の民法に関する知識ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
公務員試験、司法試験、司法書士試験、宅建など

改正点有り
民法107条(代理権の濫用)
※下記解説は改正前の内容になります。

「代理の基礎知識その4 代理権の濫用、不確定無効」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

基礎を制する者は受験を制するということで、はじめに基礎知識について解説をします。 それに対して、本知識で解くことの出来る過去問を並べます。 基本的な知識による問題は、本試験において最も重要度の高い問題です。落とすと一気に苦しくなります。

前回、「代理行為の瑕疵」について解説しました。
「代理の基礎知識その3 代理行為の瑕疵編」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

代理権の濫用

代理人が悪い奴で、代理権があることをいいことに金だけもらってトンズラするような場合の事を代理権の濫用といいます。
代理の三要素、「代理権」、「顕名」、「代理権の範囲内の法律行為」、とすべて揃っている「有権代理」の時に問題となります。

有効に不動産の売買契約の代理行為が行われた後、代理人が、契約金を持って逃げてしまったとします。
果たして本人は責任を負わなければならないでしょうか。
責任を負うというのは、本人が相手方に不動産を引き渡さなければならないということです。
本人はお金をもらうことはできません。相手方は代理人に支払っているからです。

このような状況を解決するのに適した条文がないため、93条ただし書を類推適用して解決します。
代理人は顕名をし「本人のためにする」と意思表示をしていますが、内心は「自己の利益を図る(金をもらってとんずら)」ことを考えています。93条と似たような状況となります。

似たような状況なので、93条ただし書きを類推適用し、相手方が、表意者(代理人)の意思を知り(悪意)、知ることができた時(過失あり)は、代理行為が無効となります。

(心裡留保)
第九十三条  意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。ただし、相手方が表意者の真意を知り、又は知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。

不確定無効

民法において「無効」となる事由がいくつかあります。例えば、心裡留保、通謀虚偽表示、錯誤など。
これら、無効な行為は追認によっても効力が生じません。

追認した場合、新たな行為をしたものとみなされますが、その効力が遡及される訳ではありません。

(無効な行為の追認)
第百十九条  無効な行為は、追認によっても、その効力を生じない。ただし、当事者がその行為の無効であることを知って追認をしたときは、新たな行為をしたものとみなす。

しかし、無権代理における無効の追認は、遡及して有効となることが116条で定められています。

(無権代理行為の追認)
第百十六条  追認は、別段の意思表示がないときは、契約の時にさかのぼってその効力を生ずる。ただし、第三者の権利を害することはできない。

無効というのは本来、無であり、それを有効にするというのは何とも変な考え方ですが、 無権代理における無効というのは、無とも有とも言えない、どっちつかずの無効で「不確定無効」と呼ばれております。

意思表示の復習も一緒にどうぞ。
「意思表示の基礎知識まとめ」【行政書士試験】

改正民法の解説

以下のリンクにて解説しています。
民法改正 第107条(代理権の濫用)について

落としてはいけない過去問

上記解説と関係する問題を掲載します。
このような問題が落としてはいけない問題です。

平成24年問28の4
正誤問題.代理人は、与えられた権限の範囲で本人のために法律行為を行うのであるから、権限を逸脱して法律行為を行った場合には、それが有効となる余地はない。

平成15年問27の1
正誤問題.本人所有の甲不動産を処分するための代理権を与えられているAが、Bに甲不動産を譲渡する際、Bから受け取る代金は専ら自己の借金の返済に使うという意図をもって代理人として契約をしたが、Bは取引上相当な注意をしてもAのそのような意図を知ることができなかった場合、本人に契約上の効果が帰属することになる。

※平成13以前の過去問は著作権の関係上掲載しておりません。

代理の基礎知識まとめ
「代理の基礎知識まとめ」

「代理の基礎知識その1」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「表見代理」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理行為の瑕疵」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理権の濫用、不確定無効」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理権の消滅事由、復代理」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「無権代理と相続」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「無権代理の相手方、双方代理・自己契約、日常家事債務など」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

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