行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

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行政書士試験の民法に関する知識ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
公務員試験、司法試験、司法書士試験、宅建など

※民法改正について(平成29年6月2日公布)
改正点有り
117条(無権代理人の責任)
※下記解説は改正前の内容になります。

「代理の基礎知識」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

基礎を制する者は受験を制するということで、はじめに基礎知識について解説をします。 それに対して、本知識で解くことの出来る過去問を並べます。 基本的な知識による問題は、本試験において最も重要度の高い問題です。落とすと一気に苦しくなります。

代理とは

代理とは、本人に代わり代理人が意思表示をし法律行為を行うことで、本人にその効果を帰属させる制度の事です。

(代理行為の要件及び効果)
第九十九条  代理人がその権限内において本人のためにすることを示してした意思表示は、本人に対して直接にその効力を生ずる。
2  前項の規定は、第三者が代理人に対してした意思表示について準用する。

基本的に、代理の問題は登場人物が3人以上出てきますので、図を描きながら学習しましょう。

代理の要件

有効に代理による意思表示をするためには、以下の要件を揃える必要があります。

  1. 代理権

    代理をすることの出来る権限の事をいう。
    本人の意思に基づいてする「任意代理」と、本人の意思に基づかず法律の定めにより付与される「法定代理」がある。

  2. 顕名

    代理人が、本人のために代理行為を行うことを示すこと。
    例:委任状を見せる。

  3. 代理権の範囲内の行為

    与えられた代理権の範囲内の法律行為をすることをいう。賃貸借契約の代理権が付与されているなら、賃貸借契約をするということです。

※ 代理人は行為能力者であることを要しません。

顕名のない代理行為

(本人のためにすることを示さない意思表示)
第百条  代理人が本人のためにすることを示さないでした意思表示は、自己のためにしたものとみなす。ただし、相手方が、代理人が本人のためにすることを知り、又は知ることができたときは、前条第一項の規定を準用する。

顕名がないというのは、委任状を見せずに相手方と取引をするような状況です。
原則、代理人と相手方との取引となります。
ただし、相手方が悪意又は有過失で有権代理になります(本人に効果帰属)。

代理権のない代理行為

代理権がないにもかかわらず勝手に代理行為をするようなケースです。
代理人は顕名をしており、自身のために契約をしていません。
代理人と相手方の間の契約は成立していないのです。
※ 債権編で他人物売買を学びますが、他人物売買は有効に契約が成立しているときの話です。比較しておくとよいでしょう。

無権代理

代理権を欠く場合、相手方は無権代理人に対し責任を追及することができます。
この責任は無過失責任になります。
無権代理人への責任追及をするための要件は以下のとおり。

  1. 無権代理人が自己の代理権を証明できない
  2. 相手方が善意、無過失であること
  3. 代理人が制限行為能力者でないこと
  4. 本人の追認を得ることができない

相手方は無権代理人に対して、「履行」または「損害賠償」を選択して請求することができます。

無権代理人への責任追及

(無権代理人の責任)
第百十七条  他人の代理人として契約をした者は、自己の代理権を証明することができず、かつ、本人の追認を得ることができなかったときは、相手方の選択に従い、相手方に対して履行又は損害賠償の責任を負う。
2  前項の規定は、他人の代理人として契約をした者が代理権を有しないことを相手方が知っていたとき、若しくは過失によって知らなかったとき、又は他人の代理人として契約をした者が行為能力を有しなかったときは、適用しない。

改正民法の解説

以下のリンクにて解説しています。
民法改正 第117条(無権代理人の責任)について

落としてはいけない過去問

上記解説と関係する問題を掲載します。
このような問題が落としてはいけない問題です。

平成24年問28の2
正誤問題.代理人は、本人のために法律行為を行う者であるから、代理権の授与のときに意思能力および行為能力を有することが必要である。

平成21年問27の4
正誤問題.建物を購入する代理権をAから与えられたBが、Cから建物を買った場合に、Bが未成年者であったときでも、Aは、Bの未成年であることを理由にした売買契約の取消しをCに主張することはできない。

※平成13以前の過去問は著作権の関係上掲載しておりません。

代理の基礎知識まとめ
「代理の基礎知識まとめ」

「代理の基礎知識その1」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「表見代理」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理行為の瑕疵」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理権の濫用、不確定無効」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「代理権の消滅事由、復代理」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「無権代理と相続」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

「無権代理の相手方、双方代理・自己契約、日常家事債務など」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

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