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TOP /  民法 / イラスト講座 / 民法改正 更新日2017年8月11日
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民法改正 第109条(代理権授与の表示による表見代理)について

行政書士試験の法令科目は、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令から出題されます(行政書士試験研究センターHP)。
改正民法に関しては、最短で2018年度(平成30年度)の本試験から、最長で2021年度(平成33年度)の本試験から適用されることとなります。

現行民法 第109条(代理権授与の表示による表見代理)

(代理権授与の表示による表見代理)
第百九条  第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負う。ただし、第三者が、その他人が代理権を与えられていないことを知り、又は過失によって知らなかったときは、この限りでない。

改正民法 第109条(代理権授与の表示による表見代理)

(代理権授与の表示による表見代理)
第百九条  第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負う。ただし、第三者が、その他人が代理権を与えられていないことを知り、又は過失によって知らなかったときは、この限りでない。

2 第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間で行為をしたとすれば前項の規定によりその責任を負うべき場合において、その他人が第三者との間でその代理権の範囲外の行為をしたときは、 第三者がその行為についてその他人の代理権があると信ずべき正当な理由があるときに限り、その行為についての責任を負う。

改正点の解説

109条1項はそのままで2項が新設。
内容は、重畳適用に関する判例の明文化になります。重畳適用について簡単に解説します。

109条1項では、第三者に対して他人に代理権を与えた旨を表示した者は、その代理権の範囲内においてその他人が第三者との間でした行為について、その責任を負うと書かれていいます。
もし、代理権を授与表示をした上で、代理権の範囲外の行為をしたら。109条をそのまま適用することが出来なくなります。

これまでこのようなケースは、第三者がその行為についてその他人の代理権があると信ずべき正当な理由があるときに限り、109条と110条を重畳して適用することができるとした判例法理により対応されてきました。 ※詳細は下記リンクを参照。

民法109条と110条の重畳適用について

改正点は判例の明文化ですので、判例の理解が出来ていれば問題ありません。改正されることで、重畳適用ではなく、109条単独で対応することが出来るようになります。

来週も、代理の改正点を解説するよ。

改正点と関係のある解説および過去問は以下のリンクから
「代理の基礎知識その2 表見代理編」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

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