行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

まなぶネットワーク
TOP /  民法 / イラスト講座 / 民法改正 更新日2017年8月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

民法改正 第107条(代理権の濫用)について

行政書士試験の法令科目は、試験を実施する日の属する年度の4月1日現在施行されている法令から出題されます(行政書士試験研究センターHP)。
改正民法に関しては、最短で2018年度(平成30年度)の本試験から、最長で2021年度(平成33年度)の本試験から適用されることとなります。

改正民法 新設 第107条(代理権の濫用)

(代理権の濫用)
第百七条 代理人が自己又は第三者の利益を図る目的で代理権の範囲内の行為をした場合において、相手方がその目的を知り、又は知ることができたときは、その行為は、代理権を有しない者がした行為とみなす。

改正点の解説

代理権の濫用が新設されます。
内容は、判例の明文化になります(最判昭和42年4月20日)。

有効に不動産の売買契約の代理行為が行われた後、代理人が、契約金を持って逃げてしまったとします。
果たして本人は責任を負わなければならないでしょうか。
責任を負うというのは、本人が相手方に不動産を引き渡さなければならないということです。
本人はお金をもらうことはできません。相手方は代理人に支払っているからです。

現行は、このような状況を解決するのに適した条文がなかったため、93条ただし書を類推適用して解決してきました。相手方が悪意または有過失で、代理行為は無効になります。

改正により、新設された107条を適用することとなります。
93条ただし書きの類推適用との違いは、代理行為が無効となるのではなく、無権代理行為となることです。

無効の場合と違い、本人は追認をする余地があります。

明日も、代理の改正点を解説するよ。

改正点と関係のある解説および過去問は以下のリンクから
「代理の基礎知識その4 代理権の濫用、不確定無効」と落としてはいけない過去問【行政書士試験】

私の愛用した書籍シリーズ

2017年版出る順行政書士 合格基本書

2017年版出る順行政書士 ウォーク問過去問題集 1 法令編 (出る順行政書士シリーズ)

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 憲法

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 民法1一総則・物権・担保物権

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 民法2一債権総論・各論・家族法

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ4 行政法

関係記事

- Powered by PHP工房 -