行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

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行政書士試験の会社法の過去問ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
司法試験、司法書士試験、など

変態設立時効に関する平成24年度の過去問をイラスト付きで解説!

はじめに用語の確認

絶対的記載事項
 この記載がない定款は成立しない。絶対必要な事項(例:目的、商号、本店の所在地など)。

相対的記載事項
 定款に記載がないと効力が生じない事項(例:広告の方法、変態設立事項など)。

任意的記載事項
 定款以外で決めても良いし、定款に定めても良い(事業年度、基準日など)。

変態設立事項とは?

変態設立事項とは、会社財産をあやうくするかもしれない「危険な約束」のことです。 定款の相対的記載事項の代表選手です(会社法28条)。

約束の種類は4種類あります。

現物出資

お金以外を出資すること。

財産引受け

会社成立後に会社が財産を有償で譲り受けること。

発起人が受ける報酬

会社成立のため頑張った発起人への報酬

株式会社の設立に関する設立費用

会社設立にかかった費用の内、会社が負担する費用。

どこが危険なのか?

会社財産をあやうくするというのはどういう事か、イラストを見てみましょう。

現物出資

他の出資者が金銭で1,000万円を出資してその価額に あった株式を取得していた場合。 100万円のボロベンツで1,000万円分の株式を取得するのは 出資者間の公平性が損なわれる事になります。
また、会社債権者を害する行為でもあります。実際に会社にある 財産が見せかけということでは困るわけです。

財産引受け

会社成立を条件とした売買契約です。売主が会社に本当は100万円の 価値しかない土地を1,000万円で売り付けるようなことがあると 会社財産があやうくなります。
出資の段階で1,000万円出資し、株式を取得した後に上記のような 形で土地を売られると、現物出資のボロベンツのパターンの二の舞になります。

発起人が受ける報酬

発起人が過大な報酬を決めてしまっては、会社の財産があやうくなります。

株式会社の設立に関する設立費用

不正な費用を計上してしまうと、会社の財産があやうくなります。