行政書士試験の過去問を漫画・イラストで対策

まなぶネットワーク
TOP /  会社法 / 募集株式の発行
このエントリーをはてなブックマークに追加

行政書士試験の会社法の過去問ですが、その他資格試験でも有用な情報です。
司法試験、司法書士試験、など

「募集株式の発行」について漫画風に解説【行政書士試験H25-問40】

まずは関係する過去問を読もう(平成25年度 問40)

会社法上の公開会社における資金調達に関する次の記述のうち、会社法の規定に照らし、正しいものはどれか。

  1. 特定の者を引受人として募集株式を発行する場合には、払込金額の多寡を問わず、募集事項の決定は、株主総会の決議によらなければならない。

  2. 株主に株式の割当てを受ける権利を与えて募集株式を発行する場合には、募集事項の通知は、公告をもってこれに代えることができる。

  3. 募集株式一株と引換えに払い込む金額については、募集事項の決定時に、確定した額を決定しなければならない。

  4. 会社が指名委員会等設置会社である場合には、取締役会決議により、多額の借入れの決定権限を執行役に委任することができる。

  5. 募集社債の払込金額が募集社債を引き受ける者に特に有利な金額である場合には、株主総会の決議によらなければならない。

肢の4の文章ですが「委員会設置会社」→「指名委員会等設置会社」へ修正しています。

募集株式の発行の全体像

募集株式の発行とは、簡単にいうと会社が株式を売ってお金を集めることです。
『募集事項の決定』『引受けの申込み』『割当て』『出資の履行』という段取りになります。

1.募集事項の決定
A取締役『今度新しい事業を始めるのにお金がいるなぁ。株式を発行してお金を集めよう。
まずは募集事項を決めるか。』

募集事項はこちら【肢3の解説】

募集事項の決定の決議機関はこちら【肢1の解説】

第三者割当と株主割当てはこちら

募集事項の通知期間はこちら【肢2の解説】

2.引受けの申込み
A取締役『募集事項は決まったから、引受けてくれそうな人に通知しないとな。にゃん太にも送っとくか。』
にゃん太『A君から株式の引受けに関する通知文がきているにゃ。どれどれ、ん?なかなか良い内容にゃ! よし、10株申込むにゃ!』

 

3.割当て
A取締役『引受けの申込みが結構あったな。
にゃん太は10株申込みかー。割り当ては5株かな。』

 

4.出資の履行
にゃん太『5株で50万円を払い込むにゃ!』

肢4、5の論点

多額の借財の権限の委任について【肢4の解説】

募集社債の有利発行について【肢5】

会社法に、募集社債の有利発行に関する規定はない。取締役会を設置しているなら取締役会で決める(362条4項5号)。
そのため肢5は誤り。

来週は別の論点について解説するよ!

関係記事

- Powered by PHP工房 -