【民法改正の絵本】あんぱん原状回復の巻【第121条の2】

解説

原状回復義務の規定が新設。本改正により、意思表示・法律行為が無効又は取り消された場合、第703条の不当利得ではなく、新第121条の2に基づき原状回復義務が生じることになりました。

原則は、原状回復義務を負うこととし、
例外的に、「現に利益を受けている限度」の返還で済む場合として、無償行為の場合意思無能力・制限行為能力者の場合が規定されています。

新設 第121条の2

(原状回復の義務)
第百二十一条の二  無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は、相手方を原状に復させる義務を負う。
2  前項の規定にかかわらず、無効な無償行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は、給付を受けた当時その行為が無効であること(給付を受けた後に前条の規定により初めから無効であったものとみなされた行為にあっては、給付を受けた当時その行為が取り消すことができるものであること)を知らなかったときは、その行為によって現に利益を受けている限度において、返還の義務を負う。
3  第一項の規定にかかわらず、行為の時に意思能力を有しなかった者は、その行為によって現に利益を受けている限度において、返還の義務を負う。行為の時に制限行為能力者であった者についても、同様とする。

平成28年度行政書士試験に合格。平成29年度から本格的に司法書士試験の勉強を開始。平成31年度司法書士試験では、午前午後択一基準点突破。 令和2年司法書士試験へ向け勉強中。 趣味はNBA観戦、格ゲー観戦。