【民法改正の絵本】あんぱん原状回復の巻【第121条の2】

むかしむかし、あるところに・・・
これは、桃太郎が鬼退治に行く道中のお話

ケース1(有償行為)

犬は、きび団子を買いたかったのに
間違えて「アンパンを下さい」と
言ってしまった
桃太郎は、犬に100円で
アンパンを売った

桃太郎
「え?アンパンじゃなくて
本当はきび団子がほしかったの?」


「うん、勘違いだったから
取り消させて」

犬は、売買契約を
錯誤により取り消した
取り消しにより売買契約は
無効となった

桃太郎
「それじゃあお金は返すから
さっきあげたアンパン返して」


「うん、返すね」

こうして、アンパンとお金は原状回復されました

(原状回復の義務)
第百二十一条の二  無効な行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は、相手方を原状に復させる義務を負う。
2  前項の規定にかかわらず、無効な無償行為に基づく債務の履行として給付を受けた者は、給付を受けた当時その行為が無効であること(給付を受けた後に前条の規定により初めから無効であったものとみなされた行為にあっては、給付を受けた当時その行為が取り消すことができるものであること)を知らなかったときは、その行為によって現に利益を受けている限度において、返還の義務を負う。
3  第一項の規定にかかわらず、行為の時に意思能力を有しなかった者は、その行為によって現に利益を受けている限度において、返還の義務を負う。行為の時に制限行為能力者であった者についても、同様とする。

・無効な行為に基づく債務の履行=金銭の給付、アンパンの引渡し
・金銭の給付を受けた者=桃太郎
・アンパンの引渡しを受けた者=犬

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平成28年度行政書士試験に合格。平成29年度から本格的に司法書士試験の勉強を開始。平成31年度司法書士試験では、午前午後択一基準点突破。 令和2年司法書士試験へ向け勉強中。 趣味はNBA観戦、格ゲー観戦。